財政・行政
10年以内
社会保障費(扶助費)の増加
高齢化に伴い、義務的に支出する社会保障費が膨らみ続ける。

背景
社会保障費は裁量で削りにくい義務的経費であり、高齢化の加速局面で増え続ける。義務的経費が膨らむほど、政策的な投資に回せる余地が痩せていく。
主要データ
| 性質別で最大の支出 | 扶助費 約3,967億円=一般会計歳出の約33%(令和5年度・性質別で最大項目) |
|---|---|
| 直近の伸び | 前年度比 +4.0%(+154億円。障害福祉サービス費・医療扶助費等の増) |
事実
- 札幌市では今後、社会保障費の増加が見込まれている。
- 同時に老朽化した公共施設の更新費の増加も見込まれている。
- 扶助費(社会保障)は令和5年度決算で約3,967億円と、一般会計歳出(約1兆2,011億円)の約33%を占める性質別で最大の項目。前年度から+4.0%(154億円)増えた。法律や必要性で決まる義務的経費のため裁量で減らしにくく、財政硬直化の主因の一つとなっている(→トップの「札幌市のお財布事情」で図解)。
解釈
社会保障費は裁量で削りにくい義務的経費であり、増え続けると政策的な投資に回せる余地が痩せていく。高齢化の加速局面でこの圧力は強まる。
提案
- 予防・健康づくりによる中長期の費用抑制。
- 歳入基盤(雇用・所得)の強化との両輪での対応。
検討体制・メンバー
札幌市財政局と保健福祉局が連携する。検討会には社会保障・医療経済の専門家、医療・介護の現場、予防・健康づくりの担当、当事者代表を加え、給付の持続性と予防投資のバランスを設計する。
AIノート
AIの貢献度は中。レセプト等のデータ分析で予防・重症化防止の効果が高い対象を見つけ、健康づくりを後押しできる。給付の不正・重複チェックの効率化にも有効だが、給付水準は制度設計と合意の問題で、AIは支援役。