高校・大学の再編と人材(定員割れと半導体)
少子化で道立高校は統合・募集停止・学級減が続き、私立大学は定員割れが広がる。一方でラピダスを追い風に、北大・公立千歳科技大などが半導体人材育成へ動く。若者の流出・定着(industry)と直結する『まちの未来』課題。

背景
高校・大学は主に北海道や国、学校法人の所管で札幌市の直接の権限外だが、若者の進学・就職・定着に直結する『まちの課題』である。少子化で中学卒業者は減り続け(2026年約39,837人→2028年約38,037人)、北海道教育委員会の高校配置計画では統合・募集停止・学級減が進む。私立大学は定員割れが広がる一方、千歳のラピダス進出を追い風に、北海道大学と公立千歳科学技術大学が学部〜大学院の一貫した半導体教育を整備し、北大に半導体プロトタイピングラボを設けて他大学・高専・企業に開放するなど、理工系を軸に再興の動きもある。
主要データ
| 中学卒業者数(北海道) | 2026年 約39,837人 → 2028年 約38,037人(減少が続く) |
|---|---|
| 高校(道立中心) | 北海道の配置計画で統合・募集停止・学級減が進行(※市の権限外) |
| 私立大学 | 定員割れが広がる |
| 半導体人材 | 北大+公立千歳科技大で学部〜院の一貫教育。北大に半導体プロトタイピングラボを整備し他大学・高専・企業へ開放 |
事実
- 少子化で北海道の中学卒業者数は減少が続き(2026年約39,837人→2028年約38,037人)、北海道教育委員会の高校配置計画で統合・募集停止・学級減が進んでいる(高校は主に道立で、市の直接の権限外)。
- 北海道の私立大学では定員割れが広がっている。
- 一方で、千歳のラピダス進出を追い風に、北海道大学と公立千歳科学技術大学が学部から大学院まで一貫した半導体教育体制を構築している。
- 北大に『半導体プロトタイピングラボ』を整備し、他大学・高専・企業にも開放する取組が進む。北海道科学大学なども半導体関連科目を設けている。
解釈
高校・大学は市の直接の所管ではないが、札幌の未来を左右する。少子化で高校は再編、私大は定員割れという『縮む』圧力と、ラピダスを軸に理工系人材の需要が急増する『伸びる』機会が同時に進む。ここを噛み合わせられれば、若者の道外流出(industry-01)を反転させ、サッポロバレー・半導体(industry-03)の担い手を地元で育てられる。市の役割は、権限外でも道・大学・産業界と連携し、進学・就職・定着の受け皿づくりに関与すること。
提案
- 市の権限外でも、道・大学・産業界と連携し、地元進学〜就職〜定着の流れを設計する。
- 半導体・IT・医療福祉など、地域の産業需要と高校・大学の学科を接続する。
- 定員割れの私大や再編される高校の施設・機能の地域活用を検討する。
深掘り — 市民の声と答え
高校や大学は市の管轄じゃないのに、なぜ課題に入れるの?
高校(主に道立)や大学は札幌市の直接の権限外ですが、若者がどこで学び、どこで働き、住み続けるかは、まちの人口・産業・税収の未来そのものだからです。いま札幌・北海道では、少子化で高校の統合・募集停止・学級減が進み、私立大学は定員割れが広がる『縮む』動きと、千歳のラピダスを追い風に北大・公立千歳科技大などが半導体人材育成に乗り出す『伸びる』動きが同時に起きています。この二つを噛み合わせ、若者の道外流出を地元定着に変えられるかが鍵。だから市の管轄外でも、道・大学・産業界と連携する『まちの課題』として扱います。
検討体制・メンバー
高校は北海道教育委員会、大学は国・学校法人が所管。札幌市は産業・雇用・まちづくりの観点から連携する立場。
AIノート
AIの貢献度は中。中卒者数・進学先・就職地の推移を分析し、地域の産業需要と学科のミスマッチ可視化、人材育成投資の効果推計に役立つ。